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大切な木材の塗装について

木材の洗い(灰汁洗い)と保護

大切な木材は、経年の汚れやキズも味わいとなり、深みを増していくものですが、日に当たって色があせてしまったり、雨水が染み込んでしまったり、塗膜がなくなるとそこから腐敗がはじまり、せっかくの素材自体を駄目にしてしまうこともあります。腐った木を元に戻すことはできません。大切な木材を守るためには、こまめなメンテナンスがとても重要です。

木は湿気を吸いやすい素材ですので、湿気を吸いにくくする保護剤を塗布したり、防腐剤を染み込ませて虫や傷みから守っていきます。
経年の染み付いた汚れは、灰汁洗いといった特殊な技術で、木の内部に染み込んだ汚れやヤニを吸出し、洗っていく手法もあります。
色あせやキズは、色つきのコーティング剤を使い、目立たなくさせたり、元の色に近い色まで戻すこともできます。 床や手すり、大切な家具など、あきらめていた木製部分のリカバリーもご相談ください。

ウッドデッキ(屋外)

屋外のウッドデッキの補修塗装工事を行いました。
木を保護する保護剤の機能がなくなり、色あせと、ところどころに腐れ、ひび割れが目立ち始めていました。
腐れが進行すると、虫の住処となったり、素材そのものの交換が必要となってきますので、早めの対策とメンテナンスは欠かせません。
木の腐れはそこに雨水などの水分が浸入してきていることが原因です。原因を突き止めて、浸入経路を絶っておくことが大切です。

下地処理と洗浄(灰汁洗い)

ウッドデッキ(屋外)
ウッドデッキ(屋外)
ウッドデッキ(屋外)

  • 腐ってボロボロになった部分はワイヤーブラシやサンディングを行い取り除いていきます(腐ったところは交換をお勧めしますが、ご希望によってはサンディング等で処理して取り除いていきます)。
  • 木材専用のパテを使って、取り除いた部分を埋めることも出来ますが、木材の風合いがところどころ失われてしまう為、今回はご希望により一部を交換し、後は木を削って仕上げにしました。
  • 全体をサンディングし、汚れを取り除いていきます。
  • 苔や藻が酷い所は、専用液で汚れを木の内部から浮かせて取り除いていきます。灰汁洗いともいいます。汚れ、傷み具合によって下処理の回数、それに応じてかかるコストもかわってきてしまいますので、事前にしっかりと話し合い、納得頂いた上で作業を進めていきます。

防腐剤の塗布と仕上げ

ウッドデッキ(屋外)
ウッドデッキ(屋外)
ウッドデッキ(屋外)

  • 下処理を丁寧に行った後は防腐剤を染み込ませ、木の腐れの進行を食い止めます。木は紫外線が大敵です。特に屋外では人の日焼けと一緒で、紫外線を浴びることによって組織が劣化して、塗膜性能を維持出来なくなります。劣化の進んだ塗膜は撥水力が低下して水分から木を守れなくなります。外部の木を紫外線から守るためには、木材専用の着色顔料によって紫外線をカットすることもひとつです。
    新しい無垢の木の風合いに戻し、透明仕上げで楽しみたいというお客様には透明な塗料もあります。
  • 色あせやムラをなくすため、屋外木部専用の保護塗料を使って着色していきます。
    この塗料は、木材が本来持つ通気性を生かしながら、耐UV/超撥水/防腐・防カビ・防虫の性能によって木材を厳しい外部環境から保護するもので、木の風合いを残した仕上がりが可能です。
  • 十分乾いてから、2回目の上塗りを行います。塗りムラをなくし、塗料を内部にまでしっかり染み渡らせます。

フローリング(室内)

洗浄と下地処理

室内(板の間)の補修
室内(壁)の補修と塗り替え

  • 出入り口に近く、人がよく通る箇所のフローリング部分です。色あせ、キズが目立っています。
    この床材は竹だったので、素材の風合いを生かしたまま、劣化部分を補修し、フロア全体を均一に仕上げたいとのご希望でした。
  • まずは念入りに汚れを落としていきます。汚れが残ったまま作業をすると、塗料が染み込まなかったり、浮いてきてしまう箇所がでてきて均一に仕上がりません。
  • 全体をサンディング(研磨)し、キズや汚れを目立たなくさせ、この後塗布していく塗料との密着性も高めます。
  • 元の床材と同じ色にするために着色していきます。
    色の剥がれや色あせが目立たなくなりました。

上塗り・仕上げ

上塗り・仕上げ

  • 仕上げに汚れ防止、艶出し、耐久性を重視するため、「木材専用のニス」を塗っていきます。 艶を出さず、落ち着いた風合いに仕上げることもできます。
  • 乾いたら養生をとって完成です。
    竹の風合いを残したまま、傷や汚れをカバーし、ツヤを出すことで汚れに強い板の間に仕上げることが出来ました。
  • 仕上がりはお客様のご希望を考慮した上で、最適な工法をご提案させて頂きます。

木製テーブル・カウンター(室内)

店舗の内装塗装

長年使っていると、どうしてもキズや汚れが目立ってきてしまう木製のテーブルやカウンター等の家財ですが、キズの補修をし、以前の色味に着色していくことで、本来の美しさを取り戻すことができます。
木製のよさは、なんといっても一本一本違った表情を持ち、使い込むほどに味の出てくるところですが、正しいメンテナンスをすることでより長持ちし、美しい風合いをキープすることが出来ます。

下処理

木製テーブル・カウンター(室内)
木製テーブル・カウンター(室内)

  • テーブルを保護するコーティングが剥がれ、キズや色あせが目立ちます。テーブルには、湯のみや熱いものを直接置くと、熱によって白い変色、輪染み(ワジミ)が出来てしまうことが良くありますが、下地処理によってきれいになりますので、あきらめていた方も是非お試しください。
  • サンドペーパーを使って、以前の塗膜を完全に取り除きます。傷をフラットにし、塗料との密着性を高めるために欠かせない工程です。
    汚れの酷い場合は、専用の特殊な溶剤を使い、染み込んだ汚れや木のヤニを浮かせて洗浄します。

仕上げ

木製テーブル・カウンター(室内)
木製テーブル・カウンター(室内)

  • 下処理後、着色して、色を均一にしていきます。何度も薄く重ね塗りすることで塗りムラをなくし、丈夫な塗膜に仕上げます。この方法はメンテナンス性に優れ、汚れがつきにくい塗膜を作ります。ツヤのある質感になります。
    木の中にオイルをしみ込ませ、木の呼吸を妨げないオイル塗装という方法もあります。表面に塗膜を作らず手触りや質感を損なうことのない自然な仕上がりとなります。その場合自然塗料をお勧めします。
  • 完全に乾燥させてから専用のニスなどで、保護していきます。何回か重ね塗りすることで、汚れや水に強く、ツヤのある仕上がりとなりました。
    お客様のご希望により、仕上がりを調整できますので、お気軽にご相談ください(自然塗料の場合はニスなどは塗らず、これで仕上がりとなります)。



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